多汗症 | 多汗症、手掌多汗症についてお悩みの方はご相談下さい

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当院院長が掲載されました。

夕刊フジ 西日本新聞
夕刊フジ(2005年8月)抜粋 西日本新聞(2007年2月)抜粋
今日感テレビ シティリビング
2007年3月7日放送 RKB今日感テレビ シティリビング福岡(2009年7月)抜粋

学会情報

発汗学会

2009年9月5日 第17回日本発汗学会総会にて当院院長が発表しました。

手掌多汗症とは?

精神的興奮や感情的刺激によって両側手掌部の過剰発汗をきたす疾患です。そのほとんどは、原因不明の原発生多汗症で、年齢は10〜30才代に多く、男女比はほぼ1:1と言われています。

手掌多汗症

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手掌多汗症の患者さんは、幼少時より両手に発汗が多いことに気づき、筆記する際などに紙がしっとりぬれ不自由を感じたり、また、少しの緊張で手掌に玉のような汗をかくため、他人と手をつなぐ事に気を使ったりします。 なかには、自分の子供から『ママと手をつなぐのはイヤ』といわれ、手術を希望された若い女性もいました。また、腋窩や足底にも汗をかくと訴える方も多くおられます。

このような手掌多汗症の患者さんの悩みは想像以上に大きく、職場や学校など社会生活を営む上でハンディキャップを感じ、精神的にも苦しんでいる方がおおくおられます。

佐田病院では、腹腔鏡下胆嚢摘出術6000例以上、胸腔鏡下ブラ切除800例以上等の経験を生かし、すでに2900例を越す手掌多汗症(胸腔鏡下両側胸部交感神経遮断術)の手術を行なっています。
※2012年2月現在

治療の歴史

従来より手掌多汗症に対する胸部交感神経節遮断の有用性は報告されていました。開胸による胸部交感神経遮断術は、Kotzareffにより1920年にはじめて行われました。

その後も、腋窩切開法、鎖骨上窩切開法、背部切開胸膜外法など様々なアプローチが試されましたが、いずれも侵襲が大きく一般には普及しませんでした。

1954年E.Kuxにより内視鏡下胸部交感神経切離術が初めて報告され、M.Kuxの報告に見られるように、1978年には術式としてはほぼ確立されていましたが、手術機器の不備や手技の繁雑さなどのため、当時としては普及しませんでした。

しかし、近年の内視鏡下手術の進歩、内視鏡機器の改良、特に胸腔鏡カメラ、器具の細径化に伴い、内視鏡による処置が急速に普及してきています。

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手術法

手術体位は、仰臥位、両上肢を挙上し腋窩部を開き、30度程度の頭側挙上をとります。 これにより、術中の体位の変換を行なうことなく、両側の交感神経遮断を行なうことが可能となります。

全身麻酔下において、第3肋骨前腋窩線より3mmのエンドパスアクセスニードルを挿入して、同部より3mmの胸腔鏡を挿入し、確実に胸腔内を観察します。
またその際、胸腔内に約400ccの二酸化炭素ガスを注入して人工的気胸の状態とし、さらにもう一本第4肋骨中腋窩線より3mmのエンドパスアクセスニードルを挿入して、 同部より3mmの胸腔鏡を挿入し、胸腔内の観察を行います。
頭側高位としているため、胸腔内では虚脱した肺が尾側へ落ち込み、良好な視野が得られます。

次に肋骨に鉗子をあて,術中X線透視にて肋骨の位置を確認します。
通常は、胸腔内で確認される最上位の肋骨は第2肋骨とされますが、まれに第1肋骨のこともあり、 X線透視下にて確認を行なえば、交感神経幹の遮断部位の確認とHorner症候群などの合併症予防にもなると思われます。

多汗症手術の様子

胸部交感神経幹と神経節は、胸椎外側で肋骨頚部付近の壁側胸膜下を縦走する索状物として確認することができます。

多汗症手術の様子

最初に、第3肋骨上で交感神経幹の外側1/3〜1/2をフック型の電気メスで焼灼し、胸部第3交感神経(Th3)を部分遮断します。 交感神経幹の遮断は肋骨上で行なえば、出血もなく安全に行なうことができます。
続いて、第4肋骨上で交感神経幹の左右の壁側胸膜を肋骨までフック型電気メスにて切開して、交感神経幹を全周露出し、焼灼切離して第4交感神経(Th4)を完全遮断します。

多汗症手術の様子

止血の確認後、8Frサイズの栄養チューブを挿入して胸腔内からの二酸化炭素ガスの脱気を行ない、トラカールを抜去します。 創は小さいため、テープで固定するのみです

多汗症手術の様子

引き続き、反対側の手術を同様に行ないます。

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手術後の経過

手術直後から手掌および腋窩の発汗は停止します。
患者さんは、胸部X線写真で胸腔内出血と気胸がないことを確認し、原則日帰り手術としています。
3mmの胸腔鏡と3mmの器具を使用するため、局部の痛みがなく創も腋窩で小さく美容的にも優れています。
両手手掌多汗症の症状は速やかに消失し、長年悩んできた苦痛から開放された喜びは満足度100%以上であるとの感想も頂いています。

合併症

合併症としては、胸腔鏡下手術の手術技法に起因するものと、交感神経遮断に起因するものとに分けられます。 前者に属するのは、気胸、血胸、創部痛など一過性のもので、その頻度も通常の胸腔鏡下手術と同じ程度かあるいは少ないです。

後者に属する代表的なものとしては、代償性発汗があげられます。 これは除神経されていない躯幹、背部、大腿部の発汗が代償として増加する現象で、術後ほぼ100%の頻度で発生します。 これに関しては、術前に患者さんに十分なインフォームドコンセントを行なう必要があると思われます。

手掌多汗症に対する胸腔鏡下胸部交感神経遮断術の今後

手術法に関しても、交感神経を遮断するか、あるいは切断するかという処理については施設により様々であり、 まだ術式としては確立されていないようですが、佐田病院はフック型電気メスを使用して、神経束の吊り上げ操作を行ないながら 系統的に交感神経幹および節を遮断することにより、交感神経再生の可能性はほとんどなくなると考えますが、 今後の長期予後の観察が必要でしょう。

手掌多汗症に対する胸腔鏡下胸部交感神経遮断術は従来の手技として、低侵襲であり、術後の疼痛も軽微であります。

また手術創が3mmと極めて小さく目立たないので美容上も優れ、10数分の手術時間のため、入院が不要な日帰り手術が 可能であり、わきの下の傷も1週間以内に目立たなくなるなど極めて有効な治療法であるといえ、今後ますます普及するものと 考えています。

多汗症手術 術後

術後4日目の手術創です。 非常に小さくて目立たないのがおわかりになると思います。

■当院院長は、「日本胸腔鏡下交感神経遮断研究会 幹事」を兼任しております。

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初診からの流れ

下の図のような流れになります。
日帰り手術の流れ

よくあるご質問にお答えします

Q:
何日ぐらいの入院が必要ですか?
A:
当院では、手術当日の朝来院し、同日の夕方には帰宅して頂く"日帰り手術"を原則としています。 ただし、遠方からの患者様で当日の帰宅が困難な方、術後の状態が不安定な方などは、1泊入院して頂く場合があります。
Q:
痛みはありませんか?
A:
手術は全身麻酔で行いますので、術中の痛みはありません。 ただ、術後目が覚めたときに、息苦しさや胸や背中に痛みを感じることがありますが、すぐに治まります。 キズも3mmと小さいので、痛みはほとんどありません。
Q:
体質に変化はありますか?
A:
掌やワキ、顔などの発汗が止まっても、代償性発汗が現れることがあります。 代償性発汗とは、背中や大腿部などの発汗が手術前に比べて増加することです。 代償性発汗が気になると思われる方は、事前に医師とよくご相談下さい。
Q:
費用はどのくらいかかりますか?
A:
この手術には保険が適用できますので、治療費は3割負担の場合で"9万円強〜12万円"程度です。 また高額医療に相当するため、本人が申請されれば医療費の一部が還付されます。
※使用する薬剤などで費用は変動します
Q:
予約はすぐに取れますか?
A:
当院の手掌多汗症の手術日は、原則毎週"火曜日"と"木曜日"です。もちろん手術の前に医師の診察を受けていただきます。 そのうえで手術が必要な場合は、もっとも早いご希望で診察日の次の火曜日か木曜日に可能です。

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手掌多汗症手術 地域別症例数(2010年)

  福岡県 その他
九州
中国  近畿  関東  北海道 海外 
症例数 149 51 14 9 6 1 1

※海外(フィリピン)

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手術された患者様の声

もっと早く手術しておけばよかった

2010年に手掌多汗症の手術をしていただいた、Yです。
あれから約1ヶ月が経ちますが、手、脇の汗は完全に止まりました。汗が止まり本当に嬉しく、長年の毎日の悩みから開放されました。僕は京都から行くので、福岡まで手術を受けに行くのは不安で、すごく悩みましたが今では『もっと早くしとけばよかった』と逆に後悔しているぐらいです。僕の場合、手術前は手・脇・足裏から暑い寒いに関係なく常に大量の汗が出ていましたが、手術後は手と脇の汗は完全停止で足裏は止まらないと聞いていましたが足裏の汗も停止まではしていませんが大幅に減少しています。特に暑い日や運動をした時に手から汗が出ないのは感動的で手を見るたびにビックリしています。お蔭様で私生活や仕事も不自由なく過ごせています。手術前によく言われていた、代償性発汗の件も確かに今まではあまりかかなかった背中・腹部・大腿から暑いときに必要なだけ汗が出るようになりましたが、本当に必要なだけかくと言う感じで、涼しくなればすぐに止まりますし、暑いときに体から汗が出るのは当たり前のことなので、全然気になりません。それより手と脇汗が止まったことの方が嬉しいです。手術も全身麻酔で痛みも全くなく、目が覚めた時は息苦しさ、胸の痛みが少しありましたが、すべて手術前の説明で聞いていましたし2日後にはその症状も完全になくなりました。今は足裏の汗までが減少する原因が不明みたいですが、僕の場合確実に足裏の汗も減少しているので何らかの関係はあると思います。それが解明できたらもっと多くの方が汗の悩みを解消できるようになると思います。まだまだ汗で困っている人が多くいると思うのでこの手術をもっと世の中に広げてもらって、多くの人の助けになって下さい。今回手術をしてもらって本当に本当によかったと心から感謝申し上げます。佐田院長をはじめ、合庭さん坂口さん、スタッフのみなさん本当にありがとうございました。

Y・Yさん(男性)

手の汗が100%止まりました

昨日、手掌多汗腺症の手術を受けました。長年苦しんでいた掌の汗が100%止まりました。
手術前はドキ×2してたまりませんでしたが、先生、コーディネーターの皆さんのおかげで緊張もほぐれ、無事手術が出来ました。今日は、術後1日目なんですが、少し、息を吸うと胸の痛みがあるぐらいで、傷自体の痛みは、ほとんどなく苦痛のない術後を過ごせてます。本当に手術を受けてよかったです。手術が終わり掌を触るとさら×2していてビックリしました。手術後、先生の面会がありました。先生の顔を見ると、感謝と感激で涙が出てきそうになりました。そして、先生と握手をしました。掌の汗が止まったので、自動車学校へ汗のことを気にせず通ったりすることが出来るようになります。それと、将来なりたいと思っている事務職関係の仕事もあきらめないでよくなりました。お世話になった先生、コーディネーターの皆さん本当にありがとうございました。これから人生、前を向いて歩いて行けます。

T・Tさん(男性)

もっと早く手術を受ければよかった

手術の前にビデオなどでとても丁寧に説明してもらったので、全く不安はありませんでした。手術したその日の夜、掌がサラサラになっていたのでびっくり!。ハンドクリームを塗るたびに嬉しさをかみ締めています。治療費は68000円(2割負担)でしたが、結局生命保険で戻ってきたので、30000円ほどですみました。こんなに手軽に治せるなら、もっと早くやっておけばよかったと思います。

Y・Aさん(女性)

タオル持参の悩みから解放されました

中学生頃から掌にひどく汗をかくようになり、テストのときタオルを持参するのがイヤでイヤでたまりませんでした。手術を受けてからは、そんな心配からすっかり解放されました。代償性発汗で脚に汗をかくようになりましたが、手の汗に比べたら全然苦になりません。僕の場合、冬休み期間中に受けたので、学校の勉強にも影響はありませんでした。

H・Nさん(男性)

何だか性格まで明るくなりました

以前は買い物に行っても、手にとってじっくり見たりすることができなくて、心から楽しむことができませんでした。今は何をするのも楽しくて、性格まで明るくなったようです。普通の人と同じようになっただけなのに、誰よりも幸せな気持ちで一杯です。悩みを抱えている人たちも、この手術で私のようにハッピーになれることを願っています。

T・Yさん(女性)

今は楽しく仕事ができます

術後の体調は、1日目は胸部や背中が痛かったのですが、2日目にはほぼ回復しました。手の汗は完全に止まり、看護師さんの言った通りにハンドクリームが必要ないくらいです。私の仕事はお金も扱う仕事なので、お客様とのやり取りが今まですごく嫌だったのですが、今は楽しく仕事ができます。それと、私はラッキーな事に足の汗も止まっているようで、嬉しいです。

N・Oさん(女性)

もっと早く知っていれば・・・

手術したおかげで、汗が全く気にならなくなり、もっと早く知っていれば・・・と思いました。友達に話しをしたら、友達の妹も多汗症でひどいとの事だったので、お奨めしました。私は、ワキの汗が一番悩みだったので、今年は夏も洋服の色など気にせずに、何でも着れる事が楽しみです。

K・Tさん(女性)

マレーシアから

先日、手術して頂きましたマレーシア在住の○○です。お陰様で術後の調子も良く、手の汗はほぼ100%、顔もほぼ止まったかな?という感じです。色々と我侭を申しましたが、大変ご親切にご対応頂き、本当にありがとうございました。

T・Iさん(男性)

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